ハートカクテル風味で

吐き出す白い息が遠い昔のように感じる。
オフタイムの今日の気温は18℃、
そろそろ「彼」が目覚める季節だ。

冬の間にチャージしておいたバッテリーをそっと彼に取り付ける。
ほのかに香るガソリンの匂いが懐かしい。
キーを差しイグニッションをON、シングルエンジン特有の低いサウンドは彼の目覚めの合図。

数か月ぶりの彼とのセッションにボクは少し緊張気味だ。
しかし、見通しの良いストリートに出ると、忘れかけていた彼との一体感がよみがえってくる。
ボクは早春の少し遠慮気味な日差しと風のシャワーを浴びながら走り続ける。
ムハハハッハw

首筋を通っていく風が心地よい。
風は彼女がバースディにプレゼントしてくれたマフラーをリズムよく揺らす。
いや、つい調子に乗って嘘をついてしまったw
実際にはバイクに乗るときはマフラーなんてしない。
だってどこかにひっかかって首が締まった危ないだろ。

少し走ってからアパートメントに戻る。
彼女が去ってからモノトーンに感じるボクの部屋の窓辺をふとみると、
小さな小さな桜のつぼみが目に入った。

そうだ、春はいつも彼が連れてくるのだ。
これからアパートメントの近くにあるジェシーの店でライトビールでもやろうか。
春との再会を祝うために。
ムハハハッハw


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