モーグル今昔

風邪で体調を崩し、更新が滞っていました。

女子モーグル、日本期待の選手が5位に終わりましたね。
まぁ、それはいいんですが。

最近のレースは私がよく観ていた頃のものと全く別物になってます。
昨日のレースを観て感じたことは、各国または各選手の滑りの違いがよく分かんないこと。
言い換えれば当時より選手の技術が向上し、画一的な滑りになったってこと?

昔は(私の言う昔は10年くらい前)モーグル選手っていえば、
アルペンや同じフリースタイルのエアリアルから転向してきた人が多かった。
特にアルペンはある程度の体格と体重がないと上位にいけないから。

なので、アルペンあがりで滑りの上手い人、エアリアルあがりのエアーの上手い人と様々。
また、当時の強国といえばカナダとフランスで、この2国の滑り方が全く違う。
雪温が低く硬いコブ斜面の多いカナダの選手はコブをなめるように滑り、膝が顔面にぶつかるくらい衝撃を吸収する滑り。
一方、雪温が高くシャーベット状の柔らかいコブ斜面を滑るフランスの選手はコブの頂点を踏みつけるような豪快な滑りだった。

現在と違い、均一な大きさと間隔の人工コブはほとんどなく、大きさも間隔も不均一な自然コブの斜面にエア台を設置したようなコースでレースすることが多いので、エアの着地点も今のようにフラットではなく自然コブだった。当然転倒者やコースアウトも多いので観ていてハラハラする。

当時は縦回転のエアーは禁止だったけど、イベントレースなんかではやってる人も多く、最近になってやり始めたわけではない。
ただ、当時は同じフリースタイルのエアリアルとの差別化をするために禁止されていただけ。
そういえば、フランス勢とカナダ勢が競り合う中、
今までとは全く異なった滑りをするロシア人が登場した。
ものすごいスピードだが全く体がブレることなく、トップスピードでエア台に突っ込み誰よりも高く飛んでいた。
その年のワールドカップを総ナメし、フランスのトップモーグラーを引退に追い込んだ。

その滑りは凡人には理解できない。
カナダ勢のように美しいまでにコブを吸収する滑りや、
フランス勢のようにコブ上をジャンプするような滑りでもない。

雑誌に載っていた本人の話では「コブの裏だけを滑る」
コブの表(山側)では板を接地させず、裏(谷側)のみでコントロールすると・・・

唯一そんな神業のできる彼だが、
その年のオフシーズンにオートバイ事故で帰らぬ人となった。
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